第36回 海南市 N様「ジャストサイズの家」

海南市は、県庁所在地の和歌山市の隣で、海にも面した市です。もちろん市街地や周辺には大型スーパーやホームセンターもあり、和歌山市まで行けばさらに大きなお店もあります。

今回訪れたN様のお宅は、海南市でも山間にあり、柿畑が広がる斜面を上がった、見晴らしのいいところでした。

もともと大阪方面にいらしたのですが、数年前に和歌山市内に引っ越してきました。

もともとキャンプなどアウトドアが好きで、引っ越してからは特に和歌山にの良さを感じていたN様。お子様が大学生になり、犬を飼い始めたこともあって、街中ではなく田舎にいってみたいと思うようになりました。

雑誌をみたりしていろいろと探していたのですが、広告だけをたよりに自分で見て回るのは難しい。そこで「予算と希望を伝えて紹介してもらおう」ということになりました。

■「ちょうどいい広さでした」
いろいろな希望があったのですが、紹介された数軒のうち、「ここだ!」と思ったそうです。
まずは愛犬が遊べる庭があり、それも手入れも楽な丁度良い広さ。そのうえ、現在の家から来るにも1時間もかからず、スーパーやホームセンターまでは車で15分ほどと便利なのに、幹線道路から行き止まりの道を少し上るので静かなところも気に入りました。

風通しの良い、伝統的な「田の字」の部屋

■希望以上の家のうえに、近所の人がみんないい人なんですよ
そしてN様の希望以上だったのは、水回りがリフォームされたばかりで、すぐにでも住める状態だったこと。4月末には購入し、ゴールデンウィークを利用して近所への挨拶まわりをしたそうです。そこでさらに嬉しいことに、ご近所さんがみんな歓迎してくれ、今もいろいろと気をかけてくれるそうです。
奥様は「買うまでは家を気に入って、買ってからはいい人ばかりの地域を気に入った」とのことです。
強いて欠点をあげるとすれば、畑に囲まれた斜面であるために道が少し狭いこと。しかしこれも奥様に言わせれば、「うちは普通車なので大丈夫。かえって他の人に買われないで残っていたので、これも縁かな。」と思っているそうです。

■暑くても爽やか。空気が違う
取材に訪れた日は7月末の暑い日だったのですが、昔ながらのよく風の通る造りなので、エアコンを使うことがほとんどないそうです。
「街中だと、夏はエアコンなしでは過ごせなかったのがウソのよう。汗もかくけど、街中と違って風が気持ちいい」と奥様。
また、「ウグイスがすぐ近くで鳴いていた」「月明かりって明るいんだな」など、すでにたくさんの発見があったそうです。

「展望台」と呼んでいる石。見晴らし最高!

■もうここに住んでしまいたい
N様はデザイナーで、今は東京からの仕事がほとんどで、パソコンでデザインし、インターネットでデータを送ることが多いそうです。
嬉しいことに光ケーブルが近くの電柱を通っており、すぐにインターネットが使えるようになりました。
そうなると、仕事面でも環境は充分。しばらくは週末に通いながらのんびりと移住の用意をしようと思っていたご主人も、「早く庭に小さくていいから事務所を作って、仕事場もこっちに移そうかな」と思い始めたそうです。すでに計画を始められているそうで、当初の予定より早く移住してしまいそうです。

■仲の良い家族と、愛犬
訪れたとき、庭に自作ウッドデッキを作っているところでした。ご主人が作業しているのを、大学生の娘さんも楽しそうに話しながら手伝っていました。そして愛犬のリンちゃんもとても穏和で、初めて会った私にでも「遊んでよ」とすり寄ってきました。
全てに、ご夫婦の人柄と仲の良さがにじみ出ていました。
希望以上のジャストサイズの家を手に入れたN様、ますます楽しい生活が待っているに違いありません。

和歌山で暮らそう。
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