第34回 印南町 N様宅「日向ぼっこのできる庭」

印南町は、海沿いでは漁業が盛んで「かつお節」の発祥地ともされています。また、海沿いの丘陵地では温暖な気候を生かし、エンドウやスイカ、トマトなどの野菜類やスターチスなどの花卉栽培が盛んな、自然に恵まれた町です。
今回お伺いしたN様のお宅は、高速道路の御坊インターチェンジからも近く、車で少し走れば買い物にも便利なところです。
小高い丘にある小さな分譲地で、数軒はN様と同じように週末暮らしをされています。数軒は居住しているので、防犯上も安心とのことでした。

よく手入れされた庭の、日当たり良好な家

■以外と近い、週末田舎暮らし
N様は大阪で自営業を営まれており、月数回の「週末田舎暮らし」を楽しまれています。
ここに来るだけで大変では?と思ったのですが、自宅からは車で1時間半ほどなので、ほとんど苦にならないそうです。この家を選んだ理由は、物件が気に入ったというのもありますが、交通が便利なのも大きかったそうです。

■田舎暮らしを考えたのは、購入直前
N様ご夫妻は現在の田舎暮らしをすごく気に入っているようですが、以前はあまり「田舎暮らし」を考えたことはなかったそうです。
奥様は「日向ぼっこができる縁側や庭がある家が欲しい」と思っていたのですが、大阪で探してみたものの値段も高くなかなか難しい。そんなとき、友人に田舎暮らしの雑誌を見せられて心惹かれるものがありました。すぐに電話をして、物件を紹介してもらうことになりました。
そこで紹介されたのがこの物件。特に奥様は一目で気に入り、他の物件を見た後も「すぐにでも手付け金を払う!」というほど惚れ込みました。
ゴルフが好きなご主人様も、すぐ近くにゴルフ場があったので気に入り、その後まもなく契約となったそうです。
奥様の夢「日向ぼっこのできる縁側と庭」

■大事に使われていた庭を復活
今回訪問してまず驚いたのは、お庭がすごく綺麗にされていたことでした。
よく手入れされた庭木や石灯籠などがあり、購入して1年と少しとは思えないほど。しかしお話しをお聞きすれば、前のオーナーが残されていたものとのことでした。
前オーナーのご主人様が相当大事にされていたようですが、残念ながら亡くなられたとのこと。庭の倉庫には、手入れの道具もかなり残されていたそうです。
ただ、数年は住んでいなかったので、庭木の枝は伸び、雑草は生え放題でした。
もともと庭いじりをしたいという希望もあったN様ご夫妻は、「こんなに大事にしていた庭なのに、このままではかわいそう」と、ひたすら庭の手入れに精を出したそうです。一部は業者に依頼したものの、自分たちで剪定や草ひきを行い、黒ずんでいた石灯籠や庭石を磨くなど、月数回しか来られないほとんどの時間を庭の手入れに費やしました。
その結果、荒れていた庭は驚くほどの美しさを取り戻しました。
キッチンの窓からの眺め。初夏には蛍も。

■この家に決めたのは、なにかの縁
奥様は、「そういえば、ここに初めて泊まった晩、キッチンの窓の外にホタルが飛んでいてビックリしました。最近は、前のご主人様が庭を手入れしてくれそうな私たちを、この家に呼んでくれた、そしてホタルの光で歓迎してくれたのだと、勝手に思っています。それほどこの庭が大好きで、大事にしていきます。」とおっしゃっていました。
もちろん庭だけでなく家も大事にしてられて、大阪に帰るときは、家や庭に「またくるからね」と声をかけてから帰るそうです。
きっと前オーナーのご主人様にも喜んで頂いていることと思います。

■最後に
奥様に、「大阪にいるときは、お父さんのこんなうれしそうな顔、見たことがないんですよ。」と言いながら写真を見せていただきました。そう話す奥様自身も、とてもうれしそうでした。
ご夫婦ともに本当に幸せで楽しそうで、こちらまで幸せな気分になりました。お時間をいただきありがとうございました。

和歌山で暮らそう。
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