第30回 紀美野町 浅井様のお店「自分が行ってみたいカフェ」

紀美野町は、和歌山県の県庁所在地・和歌山市から近いにもかかわらず、自然が豊かな町です。

今回は、紀美野町の浅井様のお店「ル・クード・ヴァン」に取材に訪れました。
浅井様のお店も和歌山市内から1時間以内で行くことができるにもかかわらず、お店の周りは自然がいっぱいで、お店のすぐ下を流れる川は透き通った清流。浅井様も和歌山市内に住み、お店に通っているほど便利な場所です。浅井様のお店「ル・クード・ヴァン」浅井様はもともと横浜や大阪でレストランやアンティークショップなどを数店舗経営し、20年ほど前からケーキの製造卸も行っていました。
もともとは経営者だったのですが、ケーキづくりに携わるうち、ぼんやりと「素材にこだわった、自分が食べたいケーキを提供する、自分の行きたいお店をつくってみたい」と思うようになりました。
縁あって4年前に和歌山市に移住したころから、その想いが大きくなってきました。自分の想いにあうお店をつくるため物件探しに着手し、海沿いや山あい、いろいろな物件を見て回ったそうです。
そんな中、スエタカに紹介された今の物件が探し求めていた条件に合い、決定したのは6ヶ月前。さっそくリフォームにとりかかり、お店をオープンしたのは取材日の2週間前でした。お店の下を流れる清流ここに決めてからリフォームの間に通う間も、季節の移り変わりで緑の色も変わり、いろいろな花も咲き、天気によってもいろいろな顔を見せる自然にさらに魅せられました。夏にはすぐ下の川がプライベートビーチならぬ「プライベートリバー」にもなり、都会で暮らしてきた浅井様は大満足。
思い描いていた「素材にこだわった、自分が食べたいケーキ」も、「自分の行きたいお店をつくってみたい」も実現できました。お店は、静かな山里を走るとすぐわかる、青い外壁。一歩中に入るとアンティークの雰囲気。そしておいしそうなケーキ、川を見下ろすウッドデッキの気持ちよさと、何度も驚かされます。ウッドデッキは緑の山々に囲まれ、眼下に谷川を眺める抜群のロケーション。店名の「ル・クード・ヴァン」はフランス語で「風」を意味します。ウッドデッキに腰を下ろすと、店名の意味がよくわかります。今はちょうどサルスベリの花が咲いていましたが、春には桜も眺められるそうです。
これから冬に向けて薪ストーブも準備中で、すでにたくさんの薪を用意されています。ケーキは「この素材と手間なら、都会ならこの値段で商売にならないけどね。」といいながら、自分で食べたいものをつくり、お客様に喜んでいただくとの想いで提供しています。
開店したばかりですが、「近くの方がよく来てくれますよ」とのこと。取材中も数組のお客様が来られ、「お昼ご飯の後でお茶だけのつもりだったけど、おいしそう!」と言ってケーキを注文され、ウッドデッキでゆったりと過ごされていました。
これから気候も良くなってくるので、大阪の知人にもドライブがてら来てもらい、ぜひこのロケーションを楽しんでほしいとのこと。
別棟のアンティークショップ小さな別棟にはアンティークの家具や小物を集めたショップも作られています。今も月に1~2度は大阪に行っているとのこと。アンティークに興味のある方も訪ねてみてはいかがでしょうか。


お店紹介
ル・クード・ヴァン
住所  :海草郡紀美野町蓑津呂
定休日 :毎週水・木曜日、毎月第1日曜日、毎月21日
営業時間:11時~17時

和歌山で暮らそう。
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