第25回 有田川町 由井様宅「直売所で生まれるコミュニティ」

有田川町は和歌山県のほぼ中央に位置し、東は紀伊山地、北は長峰山脈、南は白馬山脈、西は有田市に囲まれた東西に細長い形状をなしています。 また空海が高野山を開設した時代に高野有田街道が開かれたことで歴史的な発展が始まりました。

さて、今回取材させていただいたのは由井さんのお宅。 由井さんが有田川町に来られたのは平成18年の1月ごろ。 今年に入り、4年目の田舎暮らしになります。
有田川町にある由井さん宅由井さんがここ和歌山県有田川町での田舎暮らしを決めたポイントは、アクセスのよさからだそうです。 由井さんの田舎は高知県で和歌山港からフェリーが出ています。そしてお子さまたちは隣接する奈良県です。ちょうど真ん中の和歌山県がベストだったそうです。

そもそもなぜ田舎暮らしをはじめたのかをたずねました。 お仕事をされているときは、普段平日は家の中で過ごす時間より会社にいる時間が多いため、何も感じなかったことが、リタイアされて家の中で過ごすことが多くなったときに、ふと「家が小さく感じる」と思ったそうです。

そう思ったときから由井さんの物件探しが始まりました。 いろんなところを見て回りましたが、やはり立地条件としては見晴らしのいいところ。 そして奈良県にも高知県にもアクセスがいいところ。 これらの条件にぴったりな物件が有田川町で見つかりました。

田舎暮らしを始めて3年。 今では家庭菜園でいろいろなものを作っています。 そしてこれから春、夏にかけていろんな野菜がこの畑で育ち、収穫されます。 また庭の一角には奥さんが育てている花畑があり、こちらも暖かい季節になると色とりどりに咲き乱れるそうです。
暖かくなるといろんな作物が育ちます由井さんが丹精込めて育て、そして収穫された野菜たちは、土日になると有志で建てた近所の直売所で、ご近所の方やそこを訪れる観光客に販売されるそうです。 その直売所で集まることで、ご近所さんとの楽しい会話が生まれ、コミュニティが形成されるのです。
土日になるとご近所さんが集まります 由井さんに今後についてたずねてみました。 まだまだ体が元気な間はここで頑張って田舎暮らしを堪能したいけれど、立地的にここは山の上に位置するので、車がないと生活するには少し困難です。 ですが、ゆくゆくは、もう少し生活に便利な別の場所で、次ぎの田舎暮らしをはじめようかなと思っています、とのことでした。

確かに田舎暮らしをするにあたって、年を経ていくと困難なこともありますが、その場所、土地で出会った人たちとのつながりはいつまでも続きます。 田舎暮らしと一概に言っても、いろんな楽しみ方があるものですね。
みなさまも、人と人との繋がりを強くさせる田舎暮らしを始めてみませんか?

和歌山で暮らそう。
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