紀の川市は和歌山県の北部に位置し、平成17年に打田町、粉河町、那賀町、桃山町、貴志川町の5町が合併して誕生した市です。桃やイチゴが有名で、桃の開花季節になると多くの花見客が訪れます。 またイチゴの季節はイチゴ狩りで多くの人で賑わいます。 今回は旧粉河町に住む堺さんのお宅へ取材させていただきました。堺さんのお宅に着くとまず目に付くのが立派な門構えです。話を聞くとなんでも江戸時代の頃に建てられたお屋敷だとか。敷地面積なんと1,800坪!もともとこの家屋はみかんで成功した豪商が住んでいたらしく、その敷地にあるもの全てが威厳があるかのように感じられました。 堺さん夫婦が紀の川市で田舎暮らしを始めたのは3年前。 昔から田舎暮らしというものには興味があったのですが、お子様がまだ小さいからという理由もあり、なかなか実現させることができませんでした。 そして3年前に田舎暮らしを決心したとき、この立派なお屋敷の物件を見て「ここだ!」という感じで決めたそうです。 それ以外にも紀の川市はみかんや桃などのおいしい果物の産地でもあり、また眼下広がる景色が梅、桃とたくさんの自然に囲まれていたことが惹かれたポイントだとか。 そして近所にはファーマーズマーケット「めっけもん広場」があったことも決め手だそうで、ここでは農家直送の野菜や果物がお手ごろ価格で手に入ります。 家の前に建てられている立派な門をくぐりぬけたところには、まずは大きないぶきの木が出迎えてくれました。このいぶきの木を抜けると、昔はみかんの選果場や貯蓄庫として使われていた小屋があり、堺さんはその小屋を漆塗りの工房「うるし工房 楽」やギャラリー「かつらぎ山房」として活用しているそうです。 工房とギャラリーは併設されています この工房では、奥さんが通っていた根来塗の研究開発室で昔ともに研究していた仲間たちが要望して作られた工房らしく、今でも昔の仲間たちとともに漆塗りに精を出しています。 「漆の魅力はたくさんあります。」と言い、酒井さんはておもむろに取り出してきたのは1枚のお皿。 一部に金が塗られているお皿ですが、これは割れてしまったり欠けてしまったりした陶器のお皿を漆と本金を使って修理する「金継ぎ」と呼ばれる昔ながらの修理方法だそうです。 金継ぎ – 漆は接着剤にもなります 「工房にも金継ぎに興味のあるメンバーがいるんですよ。まだ若いのにすばらしい。」 と漆のお話をされているときの堺さんはとてもいきいきとしています。 そして堺さんは続けて、「ここのメンバーたちを有名にして、全国に輩出していきたい!」 とまだまだ話は尽きることありません。 うるし工房には13名のメンバーさんがいます みなさんもここ「うるし工房 楽」で堺さんと夢を実現させてみませんか? うるし工房「楽」ではメンバー募集中! 漆の魅力をともに味わってみませんか? お問い合わせは0736-74-2501までお気軽にどうぞ。 ギャラリー 「かつらぎ山房」 開園日:第二金・土曜日 お気軽にお越しください。 |
窓からは季節の花が眺められます 2階は寄席ができるほどの大スペース お茶会も月2回開催しています |
和歌山で暮らそう。
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